HOME > スケジュール > 【シンポジウム】 つくることが生きること(イベント番号:0325A)

【シンポジウム】 つくることが生きること(イベント番号:0325A)

日程:2012年03月25日(日)
時間:13:00-15:00
料金:無料
備考:定員80名
会場:1F コミュニティスペース

「つくることが生きること」をテーマに、東北を拠点に活動するキュレーターやアーティストの多様な活動から導かれる今後の社会を考えます。

震災以降、美術に何ができるのかということが様々な場で議論されてきた。発災直後、美術家が美術家として被災地でできることは少なかった。
しかし人間としてやるべきことは多々あった。あれから1年を経て、美術にできること、美術家がするべきことがはっきりしてきたと感じている。美術と社会の関係性を問い直す機会として、3.11東日本大震災とどう向き合うべきか、被災地気仙沼、リアス・アーク美術館学芸員、山内宏泰が提案する。
(リアス・アーク美術館学芸員、スローフード気仙沼理事/山内宏泰)

震災によって変わった風景と変わらない風景とがあります。人間がつくり出し、自然に逆らうように存在しているものと、寄り添うように存在しているもの。変わらないことが正しいのか?変わることが正しいのか?今、私たちはその創造力と決断力を問われています。
私は戦後の焼け野原は経験していませんが、今回の東日本大震災という未曾有の経験は、私たちに国家やその仕組みのあり方を問い正し、もうひとつの価値や考え方に気づきを与えてくれていると思います。「失うものが何もなくなり、つくることが生きること」となった今だからこそ、想像を絶する果てしない宇宙の渦の中で、今ここに「わたし」が存在していることの確かさをいかに感じ取るのかが大切なのです。
(わわプロジェクトディレクター/中村政人)

基調講演:「震災と美術表現」山内宏泰 (リアス・アーク美術館主任学芸員)
シンポジウム:パネラー=宮本武典、村上タカシ/モデレーター=中村政人

[プロフィール]

000147_02.jpg

■山内宏泰(やまうち・ひろやす)
リアス・アーク美術館学芸員、スローフード気仙沼理事。1971年、宮城県石巻市生まれ。1994年、宮城教育大学中学校美術教員養成課程卒業。同年10月より現職。現在、気仙沼市在住。おもな活動に、気仙沼市「港まち恋人スクエア」歩いて楽しめるまちづくり事業美術監督兼デザイナー(2002年)、「スローフィッシュ国際イベント(イタリア ジェノヴァ)」事業に係る美術監督兼展示監修(2004年)、「まるかじり気仙沼ガイドブック~気仙沼の食・文化・歴史・観光~」の企画、編集、構成、デザイン、レイアウト、イラスト作画(2008年)、東日本大震災被害調査・記録担当(2011年)など。専門は美術教育、造形理論、現代美術、地域文化教育、津波文化研究。


000147_03.jpg

■宮本武典(みやもと・たけのり)
キュレーター、東北芸術工科大学主任学芸員、東北復興支援機構TRSOディレクター。アート、建築、映像、民俗学、社会学、児童文学など、多様な専門家が同居する「大学」のビオトープ的環境を、地域貢献や復興支援に応用するための協働型プロジェクトを数多くキュレーション。福興会議発起人。
http://www.tuad.ac.jp/fukukou/


000147_04.jpg

■村上タカシ(むらかみ・たかし)
美術家、一般社団法人MMIX Lab代表。「MMIX Lab」とは各種メディアを融合させ、アートと地域を結び創造的芸術活動を行う団体。震災の記憶を後世に伝えるプロジェクトを行うとともに、表現者と仮設住宅に住む人が一緒に創作活動を通して出会い、協働する環境をつくっていく活動。


000147_05.jpg

■中村政人(なかむら・まさと)
3331 Arts chiyoda統括ディレクター、わわプロジェクト・ディレクター。東京藝術大学准教授。1963年、秋田県生まれ。「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマにアート・プロジェクトを展開。「第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ」日本代表(2002年)。1998年よりアーティストイニシアティブコマンドNを主宰。秋田県や富山県などでもプロジェクトを展開中。2010年3月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」を立ち上げ、統括ディレクターを務めている。


参加お申し込み方法

各イベントに参加ご希望の方は、1.ご希望のイベント番号/2.お名前(ふりがな)/3.メールアドレス/4.お電話番号をご記入の上、下記のメールアドレスまでご連絡ください。
reserve@wawa.or.jp

※本メールアドレスにお申し込みいただきますと、自動返信メールをお送りさせていただきます。
返信メールが届かない場合はその旨をご記入の上、
reserve@wawa.or.jp 、もしくは info@wawa.or.jp までご連絡ください。


スケジュール:SCHEDULE

  • HOME
  • 展覧会について
  • わわプロジェクト・スタッフによるガイドツアー
  • 関連イベント
  • お知らせ

PAGETOP