日程: | 2012年03月14日(水) |
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時間: | 18:30-20:30 |
料金: | 無料 |
備考: | 定員80名 |
会場: | 1F コミュニティスペース |
千年に一度の地震と津波、それによって引き起こされた原発事故と放射能汚染は、多くの犠牲者を出し、地域の生活とその基盤を破壊しました。それはまた、明治以降の近代化や戦後の高度成長そのもののありように問いかけを与えています。
民族文化映像研究所を主宰する姫田忠義さんは、この50年間、日本各地に残る暮らしぶりを撮り続けてきました。その貴重な映像のそれぞれには、歴史を超えて日本人に引き継がれてきた文化=基層文化が顕れています。
今、私たちが震災からの復興を進めるに当たっては、そうした基層文化を踏まえた長期の時間軸のなかで地域づくりを考えることが必要ではないでしょうか。そこで、姫田さんの作られた映像を鑑賞し、基層文化と日本の未来について、議論を深めていただくこととしました。その中で、今求められる日本の未来についての10の原則といったものへの手がかりがつかめればと考えます。
[トークゲスト]
■伊藤碩男(いとう・みつお/民族文化映像研究所創設メンバー・記録映像作家)
民族文化映像研究所(以下、民映研)創設の一人。伝説のカメラマン。現在はフリーの記録映像作家。1961年、宮本常一氏の勧めで対馬に入る。その後姫田忠義(民映研所長)も加わり対馬での調査・記録を始める。1967年、姫田、小泉修吉(グループ現代創設者)と『山に生きるまつり』の製作を契機に『日本文化のふるさとを記録する会』として自主記録映画製作を出発。『アイヌの結婚式』『チセ・ア・カラ』『奥会津の木地師』『うつわ』などを共同で制作。1976年、姫田、小泉と民映研を創立。50年以上にわたり基層文化を記録し続けている。『山に生きるまつり』では監督を、『奥会津の木地師』『秩父の通過儀礼』などは全面に渡りその手腕を発揮。フリーになってからは「医やす者として」「オオカミの護符」「土徳」ほか多数撮影。
■小林一(こばやし・はじめ/地域づくりプランナー・NPO法人アジア起業家村推進機構常務理事 )
1974年地域振興整備公団入団以来、全国各地のニュータウン、産業団地の企画から開発、企業誘致までを担当。長岡、いわき、浜松、盛岡では、現場でニュータウンを開発。 直近は西日本各地の都市再生の支援。いわきテレワークセンターの設立支援、イーハトーヴ 笑福学会創設、キリダンス(会津三島産の桐で作ったサーフボード)の開発等々、各地で地 元の方々と共に地域づくりに関わる企画を提案、実践。2010年3月定年退職。ライフワ ークのアジア起業家村プロジェクトを中心に、生業となった地域づくりに従事しています。
■清水義次(しみず・よしつぐ/株式会社アフタヌーンソサエティ代表取締役)
アフタヌーンソサエティ代表取締役。建築・都市・地域再生プロデューサー。ビジネスコンサルティング、建築プロデュース・プロジェクトマネジメント、都市・地域再生プロデュースなどを行う。神田、歌舞伎町、盛岡市、北九州市などで現代版家守業の実践と啓蒙、ビジネスモデル構築に挑む。
■中村政人(なかむら・まさと/3331 Arts Chiyoda 統括ディレクター、わわプロジェクト・ディレクター)
アーティスト。東京藝術大学絵画科准教授。「美術と社会」「美術 と教育」との関わりをテーマにアート・プロジェクトを展開。第 49 回ヴェネツィア・ビエンナーレ(02年)日本代表。98 年アーティストイニシアティブコマンドNを主宰。秋田県や富山県等でもプロジェクトを展開中。
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