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【上映会&トーク】 映画「なみのおと」(イベント番号:0324B)

日程:2012年03月24日(土)
時間:16:00-18:30
料金:500円
備考:定員40名
会場:1F 104

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映画「なみのおと」


津波被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の「対話」を撮り続けた注目のドキュメンタリー映画「なみのおと」を上映します。新進気鋭の二人の監督、濱口竜介氏と酒井耕氏による映画です。
二人の監督も来場し、上映後に来場者との対話を行います。


100年後に、何を伝えることができるのか?

あの日、何がありましたか?
それまで、どんな暮らしをしてましたか?
あれから、どうしていますか?

『なみのおと』では、東日本大震災の被災地の中でも、特に津波被害に遭われた岩手県から福島県の沿岸部で暮らす方々に、震災発生当時のことを中心に語っていただきました。今回我々が写した"語り"は被災の記録として、もちろん次代へのメッセージ、警鐘にもなるものです。しかし、この記録は、「そこで起きたことはいったい、何だったのか」を示すとともに、「そこにはいったい、誰がいたのか」を確かめるためのものでもあります。記録されたこの「語り」は、過去や未来を映すための手段というより、今まさに起こっている「復興」の活動そのものに思えます。それは、瓦礫をただの瓦礫にしないための、更地をただの更地にしないための、記憶を取り返すためのいとなみであるからです。
もう聞くことのできない声があります。それでもその声を聴くために、見ることのできない風景を視るために、彼らの語りに耳を澄ますところから、私たちは始めたいと思っています。(酒井耕/濱口竜介)

山形国際ドキュメンタリー映画祭「ともにある Cinema With Us」プログラムで上映

日本/2011年/日本語/カラー/142分/監督:濱口竜介・酒井耕/撮影:北川喜雄/整音:黄永昌/製作者:堀越謙三・藤幡正樹/製作:東京藝術大学大学院映像研究科/製作助成:芳泉文化財団/制作協力:せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」/配給:東京藝術大学大学院映像研究科/配給協力:サイレントヴォイス


[監督プロフィール]

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©Toshie Kusamoto

■濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)
1978年神奈川県生まれ。2006年、東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に入学。2008年、修了制作として制作された長編映画『PASSION』が国内外で、高い評価を得る。公開待機中の長篇は『THE DEPTHS』『親密さ』。


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©Toshie Kusamoto

■酒井耕(さかい・こう)
1979年長野県出身。2005に東京藝術大学大学院映像研究科監督領域に入学。田辺聖子原作短編落語集より「ホームスイートホーム」、修了制作作品「CREEP」などを監督。課程を修了する。現在は、フリーとして活動中。


参加お申し込み方法

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reserve@wawa.or.jp

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