【トークセッション】 人を生かす地図をつくる（イベント番号：0315A）

「あのとき、ここから逃げていれば」
そういう思いをもう誰もしないように。

震災直後の避難所や道路が破壊された地域に向け、
避難ルートを導き出すための地図として考え出された『逃げ地図』。

仙台平野の2つの問題点、「広い範囲で高台がないため避難方法が確立されていない」
「長いスパンでしか大津波が来ないため、津波の記憶が継承されない」
というに着目した地域計画案『ほねまち』。

これら2つのプロジェクトから、ゲストを招き
人と地形を結ぶ「地図」と「計画」の交点を探ります。

災害によって浮かび上がるのは、
普段の生活の便利さや快適さの裏側にある地域の特性、そしてその構造です。
それらを"安全"という切り口で捉えなおして計画することで、将来の被害を少なくできないだろうか。
あるいは、それぞれの体力や手段に応じて適切な地域を選ぶことができないか。

そういった議論の中に、
未来の地域の"安心"を気づいていくことができるでしょう。

モデレータ：石川初（ランドスケープデザイナー）
パネラー：羽鳥達也（建築家）、近藤卓（ランドスケープデザイナー）、松本亜味（東京農業大学）
進行：新堀学（わわプロジェクトプログラム・ディレクター）